Monthly Archives: 10月 2013
岩城けい・著『さようなら、オレンジ』
私は物語も伴ばを過ぎるまで、本書が翻訳だと思っていました。 表紙の、オレンジ色の光を浴びて水辺に佇む黒人女性と思われる人の後ろ姿が目を惹きます。 ちょうど背中にあたる部分にタイトルが白抜きで書かれています … Continue reading
田山花袋・著『蒲団』
主人公は36歳の作家ですが、文学だけではまだ食べてゆけないようで、地図を作る会社に勤めるサラリーマンでもあります。 朝起きて、出勤して、午後四時に帰って来 … Continue reading
小手鞠るい・著『あなたにつながる記憶のすべて』
主人公は五十代の女性作家です。どうやら作者自身のようです。作者自身が1人称で語るなら、これはエッセイになってしまうところ、作者は2人称という手法を取り入 … Continue reading