Category Archives: 小説
シンシア・カドハタ・著『象使いティンの戦争』代田亜香子・訳
銃声は、とくにめずらしくない。戦争はティンがおぼえているかぎりずっと、つづいていた。ティンが生まれる前はフランス軍がベトナムで戦ってたし、そのあとアメリ … Continue reading
大江健三郎・著『芽むしり仔撃ち』
人殺しの時代だった。永い洪水のように戦争が集団的な狂気を、人間の情念の襞ひだに、躰のあらゆる隅ずみ、森、街路、空に氾濫させていた。 そ … Continue reading
本谷有希子・著『嵐のピクニック』
残念なのは、長編でないことです。 中味を確認せずに読み始めるのは私の悪い癖なのですが、私はこの本を長編だと思って読みはじめました。 第1話の「アウト … Continue reading