Monthly Archives: 1月 2013
須賀敦子全集第5巻
真摯で峻烈な内省を秘めたエッセイを、穏やかな易しい文章で綴った須賀敦子ですが、本書は氏の全集の第5巻で、主に詩を中心としたイタリア語の日本語訳の仕事が収 … Continue reading
池澤夏樹・著『氷山の南』
アイヌの血をひく18歳の少年ジンが主人公の、冒険小説であり、イニシエーション小説です。 また、開発プロジェクト対環境テロのサスペンス的な要素もあって、読 … Continue reading
堀江敏幸著『なずな』
堀江敏幸の“育児小説”です。 この小説を読んで、泣きそうになった、と言ったら変でしょうか? 主人公は、40代の独身男性と生後間もない赤ちゃんです。事情か … Continue reading